私の愛読書は「FM fan(エフエム・ファン)」という雑誌で、隔週の火曜か水曜日が発売日だったと思う。
「FM fan(エフエム・ファン)」を買うと、先ずチェックするのがビルボード・チャートだった。
・自分のひいきしているアーティストの曲の順位がどうなっているか?
・急上昇している曲は無いか?
等を思いながら、チャートをチェックする。この時間がたまらなく楽しかった。
その次に見るのがFM番組表で、いつどんな曲がオン・エアされるのかをチェックしていく。
今話題の曲がオン・エアされることが分かったら、友達に得意げに教えてあげたりと。。。そういった発見が楽しかった。
新しい音楽に触れている状況で、一番アドレナリンが出る瞬間は、聴いた曲を名曲と思った瞬間だ。名曲と呼ばれる曲はたくさんあるが、過去の曲を聴いて名曲だと思うのと、リアルタイムで新曲を聴いて名曲だと思うのは、違った感動になる。もちろん後者の方がより感動が大きい。
又、名曲には、聴いた瞬間に名曲と思えるものと、何回も聴いているうちに名曲だったと思えるものの二通りあり、前者の方が感動が大きい、アドレナリンがよく出る。
前振りが長くなってしまったが、リアルタイムで聴いていた曲で、聴いた瞬間に名曲と思った曲を紹介しようと思う。前回、ポリスの「見つめていたい」という曲が名曲だと紹介したが、この曲はその次に出会った名曲だ。
その曲は、「プリンス&ザ・レヴォリューション」の「When Doves Cry(ビートに抱かれて)」で、「Purple Rain」というアルバムからの1曲目のシングル・カット曲だった。
「プリンス&ザ・レヴォリューション」は、前作のアルバム「1999」で、その存在を知っていた。その頃から、天才と呼ばれていて「プリンス」に対する評価は凄く高かった。しかし、「1999」を聴いてみたが、正直、プリンスのよさがよく分からなかった。
「When Doves Cry(ビートに抱かれて)」を初めて聴いた時、何とも言えない感覚を覚えた。まさに、「これがプリンス・ワールドなのか?」と思えた。この曲は、サビらしき盛り上がる部分が無く、たんたんと曲が流れる感じだが、一気に曲の中に引き込まれてしまう、何かに取り付かれたような感覚になる。
しかし、心地がよい。この曲を通して、「プリンス」が天才と言われている事が分かったような気がした。
アルバム「Purple Rain」は直ぐに購入して、聴きまくった。
B面 1曲目の「When Doves Cry(ビートに抱かれて)」から始まり「I Would Die 4 U」−「Baby I'm a Star」−「Purple Rain」と曲が流れていく組立てはあり得ないほどの完璧で、何度聴いても鳥肌が立つ、本当に素晴らしい出来で、紛れもない名作アルバムの1枚だと思う。
ちなみに、1984年のシングル年間チャート1位は、「When Doves Cry(ビートに抱かれて)」となった。

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